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響き渡る歓声のなか、舞台の上に進むよう指示された俺たちはそれに従い、あがると同時に巨大な浮遊モニターに校長の顔が浮かび上がる。
『さて、それでは君たちにはこれから言う実技テストの内容をクリアしてもらうよ。内容は至ってシンプルだよ。今回の試験用に用意したキメラを一人ひとり倒してもらう、それだけだからね。それじゃあ早速行こうか」
校長が言うと同時に俺たち全員の足元に光のリングが浮かび上がる。
「テレポートッ。さっきの異能者か!」
そこまで言えた段階で、急速な吐き気とともに視界が暗転した。
【実技テスト会場】
「……クッ、吐きそう」
目を開くと目の前には巨大な檻と、中で暴れる合成生物キメラが見て取れた。
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