4月1日

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「俺は罪を犯したからここにいるのか?」 心当たりは当然ないがとりあえず聞いてみた。 「はい。あなたの罪は何ですか?」 機械的に繰り返される質問。 どうやら俺は罪を犯したらしい。 だから記憶がないのか? 俺はとりあえずジョーカーに記憶がないことと罪を犯した覚えがない旨を話した。 「記憶喪失でありましたか。ではまずあなたには自身を知ってもらう必要があります。あなたはそれを望みますか?」 「ああ。」 迷わず答えた。 罪は償わなければならない。 それに俺は何者なのかも知りたい。 「それでは目を閉じてください。」 俺は目を閉じた。 すると身体中に変な感覚が走った。
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