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「俺は罪を犯したからここにいるのか?」
心当たりは当然ないがとりあえず聞いてみた。
「はい。あなたの罪は何ですか?」
機械的に繰り返される質問。
どうやら俺は罪を犯したらしい。
だから記憶がないのか?
俺はとりあえずジョーカーに記憶がないことと罪を犯した覚えがない旨を話した。
「記憶喪失でありましたか。ではまずあなたには自身を知ってもらう必要があります。あなたはそれを望みますか?」
「ああ。」
迷わず答えた。
罪は償わなければならない。
それに俺は何者なのかも知りたい。
「それでは目を閉じてください。」
俺は目を閉じた。
すると身体中に変な感覚が走った。
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