白狼の巻

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「水が欲しい。何故ない、やはりこの世は絶望しかないのか」 ふとフラフラと歩く者はそう思った。 すると、急に足を何かに捕まった。 「何だ!うっ!?」 次の瞬間、頭に衝撃がはしり目の前が暗くなった。 「ん?ここは何処だ」 「アンタも捕まったのかい」 視界がうっすらとしていたが、男の子が座っていた。 「捕まった? もしかして!」 「そう、そのもしかしてだよ。普通に歩いていたら足に何か捕まって、その後に気絶させられここに連れてこられたんだよ」 「そうだったのか」 「アンタの名前は?」 「俺の名は、リュウ」しばらく2人で会話していた。
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