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「…そん時は…どんな手使っても俺のモノにするだけだ。」
やっときたビールを飲みながらそう言うと
「…いつになるんだか。」
透は溜め息混じりに呟いた。
「…来月から仕事で半年間海外行く事になった。」
「…マジかよ。」
「…頼むとは言えねぇけど…。」
俺の言葉が言い終わる前に
「分かってるよ。任せとけ。ただ言わなくていいのか?」
透は真面目な顔をしてきた。
「…任せるよ。今の俺にはどっちも言う資格ねぇし…。」
「…分かった。」
透は静かに頷くと俺は席から立ち上がった。
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