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-アパート2-
アパートに着いた俺は
まずは傷の手当てをしようと考え
血だらけの上衣を脱いだ。
「こりゃぁ、手当てとかのレベルじゃ無いな..」
[私に、任せろ。傷を抑えてくれ。]
言われるままに傷を押さえると、
掌が変化しはじめる
手首から先が溶ける様に傷をおおい、右腕から外れた。
[とりあえず、これで問題は無いな。]
「とりあえず、か。」
まぁ、いい。
兎に角、聞きたい事が沢山あったが、それ以上に
眠りたかった。
[疲労を回復するのは良いことだ。落ち着けば、冷静に話しが聞けるだろう。]
答える気力も無かった。
誰もが思うだろう。
俺は、これが夢だったら
いいと考えながら
おちてゆくように
眠っていた。
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