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「どうすんだよ。」
[どうにもならない。]
「そうゆう事じゃねぇよ!これからだよ!」
[そうだな..説明が済んだら考えよう。]
「まだあんのかよ!」
[まだ3分の1かな。]
ウンザリだ..
[私は別に、復讐しようと考えている訳ではない。だが、この惑星を彼等の牧場にする訳にはいかない。出来るなら、ここの人類を今のまま、生活させたい。]
「君の協力無しでは、彼等と闘えない。」
「解った..なんて言えるかよ!」
[当然だ。よく考えてくれ。]
「考えろも何も、きのうの闘いだって、やっとだったのに。手伝えってか?」
[さっきも話したが、君は、特別だ。我々はかなり有利だ。]
「有利?」
[そうだ。通常の人間との融合ならば、肉体強化は出来ても所詮生物だ。強度が低い。しかし君なら、細胞を変化させられる。鋼の様に強く。それと..]
「それと?なんだ?」
[何でもいい。右腕をなにかに近付けてくれ]
俺は近くにあった目覚まし時計に腕を寄せた。
目覚まし時計と右手首の間にバチバチと光が走る。
時計が吸い付く様に手首に繋がり、形を変えてゆく
暫くすると
金属色の掌が出来ていた。
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