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夜は静かに揺れて、
月が満ちてくる
海は穏やかに微笑んで、
星のかけらを
溶かしている
あなたは毎日、
うつむく私に
水を注ぐの
もう、このまま
蕾のままで構わない
そう思ってたのに・・・
あなたの水滴を
浴びるたび、
今夜は咲いても
いいと思った
あなたの優しい滴が、
花びらに降り落ちて
私の心は
震えながら開かれる
月明かりに染められて
一夜だけ咲く、
恋の花びら・・・
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