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買い物を終えて、喫茶店に入ることに。ケーキと紅茶を頼んで、お話しをすることに。盛り上がっていたもののいきなり佳代は黙った。
「どうかしたの?」
「凛ってもしかして好きな人ができた?」鋭い目つきで私を見る。驚いて肩がゆれた。
ここはごまかすほうがいいのかな?でも、ごまかせなさそうだ。素直に言ってしまおう。
「いるよ。片想いだけどね」と私は苦笑いをした。佳代は興味津々な表情で私に質問する。
「だれ?教えてよ」
「誰にも教えない主義なんだ」すると佳代はしょぼんとしてしまった。
思わず首をかしげてしまった。
「私のこと、信用できない?」私はすぐに訂正する。
「違う。そんなんじゃないって」
「志乃には言ってるんじゃないの?」私は爆笑してしまった。本人だから言えるはずがない。
「言ってない。誰にも話さないって」
「本当に?」
「本当」やっと納得してしまったみたいだ。
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