絶望

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 私は次の日、夕焼けがきれいに見える公園に志乃を連れてきた。二人ベンチに座って世間話をしていた。 「志乃は生まれてきてよかったと思っている?」突然の私の質問に志乃は驚きを隠しきれていなかった。 「いきなりどうした?」私は真剣な表情で志乃の顔を見る。 頭をかきながら志乃は最高の笑顔で答えた。 「よかったと思っている。凛とこうして出会えたからな」私も笑顔で答える。 「うん、私も志乃に逢えて本当に幸せだよ」私たちは手を握り締めた。  どんなにつらいことがあっても、私たちはずっと一緒。もし、貴方に出逢えなければ、今の私はここにいない。大切な人が隣にいてくれる幸せはなにものにも変わらない。私が心から望んでいたものは、かけがいのない貴方...『貴方が恋人でよかった』
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