第ニ戦 柴田 勝家

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「てか、お前何でついてきてんだ」 「別にいいだろ。行き先は同じだ」 「本当は何だ」 「何だ!?お前何で私が、団子が食べたくておごらせてやると考えてたことを知ってるのだ?」 こいつ見かけによらず天然なのか? 「そんなこと考えてたんだな」 今気づいたらしくあわわわっと慌ててる。 「卑弥呼様がお通りだ~どけ~」 ありえない名前が聞こえて来て一応横の方に行き退いた。 「卑弥呼様が美濃の国から帰られましたわ」 お姫様とかが入る大きな籠を男たちが担いで歩いてる。兵士付きで… 俺たちの前を通り過ぎようとしたとき… 「止まれ」 俺たちの前で籠に似合わないアニメ声でそう告げた。 男たちは不思議そうな顔をしてるが止まった。 「そこの者たち、これから用事はあるか?」 顔は見えないが、声で誰もが子供だと思ってしまうほどのアニメ声だった。 「白野の団子を買いに行きますが…ニ乃様の使いで」 「後で他の者に買いに行かせよう。ちと、わらわと話さぬか?」 「卑弥呼様の願いとあらばわたくしはかまいませぬが…」 「決まりじゃな。ついてまいれ」 男たちが動き出して俺たちも着いていった
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