4人が本棚に入れています
本棚に追加
これはどうやら、あのヒビヤ、という男の子と、2つ結びの女の子だけの問題らしい。
《どちらかが犠牲にならなくては》
そう作られてしまった二人のココロには、《二人で生き残れる方法がある》なんていう部外者の言葉は、もう届かなくなってしまっている。
ジリジリと照りつける太陽の音。
噎せ返るような熱気を持った炎天下の目。
暑さや寒さを感じられない僕は、なんとなく、夏バテしたような世間からの疎外感を感じた。
公園につくと、二人はいなかった。
公園は、ただのがらんどうだった。
……………くそっ!
何処にいったんだ…!
最初のコメントを投稿しよう!