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まぁいいや。
それより…
おれは気絶している男を見た。
こいつ…。また追っ手か。
面倒くさい。
何人くれば気が済むんだ。
俺は男から目を外し月を見た。
そのあと地面にむかって唾をはく。
地面をみると、赤黒い液体がべったりついていた。
…血。
「……。もう時間がないな……」
そういうとよろよろと歩きだす。息が思うようにできない。
もうそろそろやばいな。
はやく捜さないと…。
この世界にいる───…
───封印の魔女を。
……封印の魔女。絶対見つける。
俺は再び歩き始めた。
あの人を見つけるために。
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