September.2012

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09/20/Thu 手負いの獣 青空に怯えてる 傷を隠して暗がりへ逃げ込む 見つからないように いっそのこと豪雨が降ればいいのに 光もなく、誰も出歩かない 全ての音を打ち消すような 傷口を抉り、射殺すような 温もりを求める 相反する感情 全てを拒絶して傷を隠してうずくまる 触れられたくない 優しく撫でて欲しい 暗い方へ暗い方へ 太陽が恐ろしい 見られている 微笑みの仮面の裏に何を隠しているの 逃げるように逃げるために もう本物がわからない 信じたい信じられない 裏切られたくない 自分が傷付かないよう全てを傷付ける 一瞬の温もりを求めて近づいては噛み付いて 相手が離れる前に離れる逃げる 傷つきたくなくて自分を傷つけて
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