剣の世界

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「私は~、今来たところだよぉ。」 「なら一言声くらいかけてくれ…。びっくりするから…。」 「気づいているとおもったんだけどなぁ…。」 そういってレムはフィールドのほうを見た。 「それにしても~、エリルちゃんは強いねぇ。速さは勝てないよ~。」 「速さはってことはほかは勝てるってか?」 「それに技の完成度もすごいね~。」 「あ、無視ですか…。」 仁はため息をついた。 「なんだかお前としゃべってると疲れるわ…。」 「そうかなぁ?あ~、それよりぃ、その『お前』っていうのはやめてほしいなぁ…。」 レムは少し不機嫌そうに言った。 「なんだ、聞こえてんじゃん…。」 「私だってぇ、聞いてなかったわけじゃないんだよぉ?ただ、まだいうことがあっただけ~。」 「なんだ、そうなのか…。」 「そうだよぉ~。でぇ、さっきの質問の答えは~?」 レムがこっちをじっと見ていった。 「そう言ってもさ、お前以外だとなんか言いづらいっていうかさ…。」 「そんなことないよぉ?レムって言いやすくない~?」 「名前か…。でもまだ会ったばっかりだしさ。」 「む~、そんなことどうでもいいよぉ…。読んでみてよ~。」
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