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「もらったぁ!!『フラッシュ!!』」
レムは一気に近づいて今までで一番速いスピードで剣を振った。
「…っちぃ!!」
仁は剣をはじかれていてなおかつ、完全によけるのも不可能だと判断したのでとっさに身をひねり、致命傷を回避しようとした。
その判断が功を奏して軽く斬られただけであまりダメージは入らなかった。
「やるねぇ。おんなじ年の人でこれを見切られたのは初めてだよぉ。」
「そいつはどうも。でも完全にはよけられなかったし、そもそもパリィを使えるがここにいるとは思わなかったよ。」
「そんなこと言ってぇ、仁だって使えるんでしょぉ?」
レムは仁に対して言った。
「そっちが攻めてきたら使おうと思っていたけどまさかその前に見抜かれているとはな。」
「剣の太刀筋がなんだか誘っているように見えたよぉ。だからぁ、気づいたの~。」
「そうだったか。一流の剣士ならそんなもの感じさせないのに…。俺はまだまだ甘いな。」
「ふふふ~、あとさぁ、まだ何か隠しているよねぇ?」
レムは笑顔で仁に聞いた。
「…さぁな。」
仁は再び剣を構えた。
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