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しかしその時、レムが笑っていることに気付いた。
「そんなに安易に突っ込んでいいのぉ?ガード、しないと狙われるよぉ?」
「なにぃ!?」
レムはそういうと剣を落として地面に突き刺すとそれを軸にしてサマーソルトキックで仁を蹴った。
そしてその勢いで剣を抜くと着地とともにこっちに接近してきた。
「『クロススラッシュ。』」
レムは二連撃技で仁の体を十字に斬った。
「うぐっ…。」
仁はよろめき膝をついた。
「…なんであてなかった?深く斬っても最初にもらったカードのおかげで致命傷レベルまではいかないんだぞ?」
仁は膝をついていたが思ったよりダメージがなかったので立ち上がっていった。
「あれぇ?私はちゃんと当てようとしたよぉ?」
レムは首をかしげていた。
「たぶん~私があてなかったんじゃなくてぇ、仁が無意識のうちに回避したんだよぉ。」
「そうなのか。じゃあ俺はラッキーだな。」
「うんうん~、私もラッキーだよぉ。まだ仁で遊べるみたいだからね~。」
「俺は一刻も早くこんな危ない遊びは終わらせたいけどな。」
仁はそういってまたレムとの距離を詰めた。
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