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「じゃあ引き分けだな。俺もこれは満足できないからな。」
「そうだよね~。じゃあ控室に戻ろうか~。」
そういって2人は控室に入った。
控室ではエリルが待っていた。
「仁!!無茶しすぎだよ!!」
エリルは仁に思いっきり抱きついた。
「お、おい!!いきなり抱きつくな!!別に死んだわけじゃないんだから!!」
「だってぇ…。」
エリルは涙声で言った。
「あらぁ…私ぃ、お邪魔かなぁ?」
それを見ていたレムがものすごいニヤニヤしながら言った。
「そんなんじゃないからな。エリルは昔っから心配性だからな…。」
「ふ~ん、どうなんだかねぇ?」
相変わらずレムはニヤニヤしている。
仁はこの空間に居心地の悪さを感じていったん逃げ出すため外に出ようとした。
「…あれ?」
しかし歩こうとしても何かがおかしい。
「…あ、だめだ、これ…。」
仁はそういって倒れてしまった。
「えぇ~!?大丈夫~!?エリルちゃん!!早く来て~。」
「仁!!どうしたの!?」
急いでエリルとレムが駆け寄ってきた。
「仁、いきなり倒れちゃったよ~。」
「ちょっと見せてみて!!」
エリルは仁の顔を覗き込んだりしてみた。
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