剣の世界

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「…なんだ。気を失っているだけか…。びっくりした~。」 エリルはため息をついて言った。 「よかった~。死んじゃったのかとおもったよぉ…。」 「私もそう思ったよ…。とりあえず、これだけ派手に騒いだからたぶん係の人が来ると思うよ。 それまでは待っていようか?」 エリルは仁の背中の大剣を外して動かせやすくしておいた。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「…すごい試合だったね。」 フレッジが席に着いたまま言った。 「あぁ、レムが終始優勢だったが…仁の最後のソニックブームは驚いたな。 たぶん、あのまま続けていたら仁が押し切れただろうな。」 「そうかな?ソニックブームでレムさんはダメージを受けているけど仁くんもだいぶ消耗してたよ? 次にカウンターを喰らったらまずかったと思うな。」 「それもそうか…。しかし今年の受験者は面白いな。あの3人を筆頭に大体の受験者が例年より強い。」 「そうだね。これは入学が楽しみだね。」 「あぁ。これは評価がつけづらいな…。」 カリンは紙を見ながら難しい顔をしていった。 ーーーーーーーーーーーーーーー
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