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それはらしばらくたってようやくすべての試合が終了した。
そして時を同じくして仁が目を覚ました。
「ん…、あぁ、そっか。俺、気絶しちまったのか。」
仁は上半身を起こして周りを見た。
設備をみるかぎりここは医務室であることが仁にはすぐわかった。
そしてその時、椅子で寝ているエリルが目に入った。
「あいつ、どうしてここに?」
仁が独り言のようにつぶやくとそれに返答が返ってきた。
「エリルちゃんはね~、ずっと仁のことを看ていたんだよぉ。」
ドアが開くとそこにはレムが立っていた。
「レムか。もしかしてレム、お前も看ていてくれたのか?」
「そうだよ~。あ、そういえばレムって言ってくれているねぇ。」
「ん?あぁ、そういえばそうだな。」
「やっと呼んでくれたね~。私、うれしいなぁ~。」
「まぁ、俺もいつの間にか呼ぶようになっていただけなんだけどな。」
仁は苦笑いをした。
そして仁はエリルを起こさないようにそっとベッドから起き上がってベッドから降りた。
「もうたっても大丈夫なの~?」
「あぁ、さっきは少し疲れていたときに気を抜いたから倒れただけでこんだけ寝て回復したらもう大丈夫だ。」
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