剣の世界

34/36
前へ
/44ページ
次へ
レムはニヤニヤしてレムのほうを見て言った。 「に、握ってないよ!!レムちゃん、嘘言わないでよ!!」 「えへへ~、ごめんごめん~。」 エリルは顔を真っ赤にして染めてレムに言ったが、レムは笑ったままエリルをちゃかしていた。 「レム、その辺にしてやれよ。さて、これで全員そろったから…帰るか。」 「えぇ~?もうちょっとエリルちゃんのこと、いじめたいなぁ?」 「レムちゃん!!もう勘弁して…。」 「レム、安心しろ。入学したらいつでもできるから。」 「おぉ~、なるほどぉ!!」 「仁、後で殴るからね…。」 エリルは小声でつぶやいた。 そうして3人は学校の敷地の外に出て行った。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「そういえばレムちゃん、あなたってどこの大陸出身なの?」 エリルがレムのほうを向いて聞いた。 「私は~、西大陸出身だよぉ。」 「へぇ、レムは西大陸出身なのか。」 「西大陸といえば中央大陸の次くらいの町があって、この辺の古い町じゃなくて最先端の町だったよね?」 エリルはレムに聞いた。 「あ~、言われてみたらそうだねぇ。でも~、町から外れるとけっこう田舎だしぃ、それに変な人も多いよ?」 「言われてみればって…、知らなかったのかよ。」
/44ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加