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レムはニヤニヤしてレムのほうを見て言った。
「に、握ってないよ!!レムちゃん、嘘言わないでよ!!」
「えへへ~、ごめんごめん~。」
エリルは顔を真っ赤にして染めてレムに言ったが、レムは笑ったままエリルをちゃかしていた。
「レム、その辺にしてやれよ。さて、これで全員そろったから…帰るか。」
「えぇ~?もうちょっとエリルちゃんのこと、いじめたいなぁ?」
「レムちゃん!!もう勘弁して…。」
「レム、安心しろ。入学したらいつでもできるから。」
「おぉ~、なるほどぉ!!」
「仁、後で殴るからね…。」
エリルは小声でつぶやいた。
そうして3人は学校の敷地の外に出て行った。
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「そういえばレムちゃん、あなたってどこの大陸出身なの?」
エリルがレムのほうを向いて聞いた。
「私は~、西大陸出身だよぉ。」
「へぇ、レムは西大陸出身なのか。」
「西大陸といえば中央大陸の次くらいの町があって、この辺の古い町じゃなくて最先端の町だったよね?」
エリルはレムに聞いた。
「あ~、言われてみたらそうだねぇ。でも~、町から外れるとけっこう田舎だしぃ、それに変な人も多いよ?」
「言われてみればって…、知らなかったのかよ。」
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