剣の世界

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仁はあきれたようにため息をついた。 「でもいいよな。俺たちは東大陸出身であんまり都会じゃないからさ、大きい建物はエリルの家くらいだし、広いけど草原とか自然ばっかりで何もないぞ。」 「仁、私の実家のことは別に言わなくても…。」 エリルはため息をついて言った。 「ほぇ~、エリルちゃんの家ってそんなに大きいんだぁ。いいなぁ…今度行ってみたいなぁ~。」 「俺も今度、西大陸に行ってみたいな。」 「はいはい、2人ともわかったよ。とりあえず、こんなところで立ち話しててもしょうがないから早く宿にいこう。 2人とも気づいてないと思うけど、もう日は暮れてるからね?」 エリルはお互いの大陸の話をしている2人に言った。 「あ、こんなに暗くなってたのか。」 「私ぃ、全然気づかなかったよ~。」 2人はあたりを見ながら言った。 「冗談で言ったのに本当に気づいてなかったんだ…。」 そんな2人の様子をみてエリルがあきれたように言った。 ーーーーーーーーーーーーーーー 「じゃあね~。」 しばらく3人で歩いていると一番最初にレムの宿に到着した。
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