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4月1日、グランディール剣士学園正門前。
前にもあったような風景だったが今回は2人ではなく3人でたっていた。
そしてその3人は真新しい制服に身を包み、それぞれ剣をもってたっていた。
そう、仁、エリル、レムの3人である。
「いよいよ入学か…。」
「仁?緊張してるの~?」
レムは仁の方を向いていった。
「別にいつもどおりだな。」
「とか言ってるけど、今日の朝、すごく早く起きて普段は絶対しないランニングとかしてたよ。
そもそも朝なんて起こさないと起きないようなやつなのに…ねぇ?」
エリルはわざと仁に聞こえるようにレムに耳打ちした。
「おい…そういうことは俺に聞こえないように言うもんだろ…。」
「あはは~。仁って意外と可愛いところもあるんだねぇ。」
「うるせぇよ…。そんなこと言ってないでさっさと中に入ろうぜ。」
仁は不機嫌そうに言って門の中に入っていった。
「あ、ちょっと待ってよ!」
「ふてくされてるの~?可愛いねぇ~。いじめたくなっちゃうなぁ…。」
「変なこと言うなよ!?あと可愛くない!!」
仁は大きな声で言ってそのまま歩いて行った。
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