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エリルとレムはお互い笑いながら一緒に歩いて行った。
そしてすぐに仁に追いついて一緒にクラスの張り出されている掲示板のところに行った。
「俺は…A組か。エリルはもう見つけたか?」
「私もA組だよ。レムは?」
「私も~A組だよ~。3人とも一緒かぁ!!」
レムは嬉しそうに言った。
「クラスも一緒なら集まるのも楽でいいな。」
「そうだね。じゃあ教室に行こうか?」
そう言って3人は教室の方に行った。
ちなみに1年生の教室は西館にある。
2年生は北館、3年生は東館とそれぞれ学年で独立してひとつのエリアを使うことになっている。
つまり、西館には上級生は基本的にいなくて1年生が中心になっている。
「でもこうやってみてみると1年生だけっていうのはなんか変な感じだよね。
みんな真新しい制服をきて緊張しているっていうか。」
エリルは2人に言った。
「だよねぇ~。仁なんかまさに代表例だよね~?」
レムはニヤニヤして仁の方を向いた。
「…悪かったな。緊張の代表例で。」
「ほらほらレム、あんまり仁をいじめちゃダメだよ。」
「最初にいじめてきたのはお前だろ!!」
仁はエリルとレムの頭を軽く叩いた。
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