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「とにかく、お互いのこともよく知らないのに、付き合うなんてできない。悪いけど、俺のことは諦めてよ」
…決まった。硬派な意見を主張する俺、かっくぅいい!
「それ、あなたの性癖?」
「なんでもかんでも性癖にすんな!」
ったく。なんでこの学校の奴は、何かとつけて性癖にしたがるんだ?
「じゃあ、あなたの性癖ってなに?」
「は? …いや、ねぇよそんなもん」
「この学校に入学したってことは、何か特別な性癖を持ってるんでしょ?」
「どういう意味だよ!?」
いや、実は彼女の言葉でこの学校の謎は解けてしまった。でも認めたくなかった。自分の通う学校が、まさか……
「知らないの? ここの学校の生徒は、全員が特別な性癖を持っているのよ?」
…変態ばかりの高校だったなんて。
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