5人が本棚に入れています
本棚に追加
「大丈夫だよ!
私、なぁんも辛くないっ」
私はニコッと笑いかけた。
「本当か?」
憂夜の心配そうな顔が私の視界に映る。
ねぇ憂夜…?
憂夜はそれで幸せなの?
こんな心配ばっか掛ける私をこんなに愛せる理由は…何?
私はこの真っ白な天井が嫌いだった。
―――――――
――キーンコーン~♪
私は、極々普通のJK!
第1志望の高校に合格…するわけもなく…都内にある私立高校、銀桜学院高等学校に通っている。
それでも高校生活は凄く充実していた。
私立なだけあって設備は良いし制服は、紺ブレにスカートは赤のチェックで、それと同じ模様のリボン、そして黒の靴下、茶のローファーという風に、物凄く可愛いし。
「…のか…ほのか!!」
「え!?」
ハッとした。
「なぁにボーッとしてんの?」
「いやー…アハハハハ…」
.
最初のコメントを投稿しよう!