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いつかきっと
あたしの元に白馬に乗った王子さまがやって来て。
荊の中で眠るあたしに口付けをして。
あたしをバラ色の世界へといざなってくれる……。
……そんな事、微塵も思った事なかった。
世は平成。
戦国時代はもう何百年も前に過ぎ去った。
現代という名の今日は、あたしにとってほんの少し生きにくいけれど
時を馳せて生きる戦国武将のように飄々と、恐々と。
あたしは今を強く生きたいと願う。
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