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歌い終わるとすでにメンテナンスは終わっていて
マスターは僕の隣にちょこんと座っていた
同じくらいの身長
体格も変わらない
髪型も、僕が右目を隠している事以外あまり変わらない
マスターは前髪が長くて顔が隠れるように俯いているみたい
だから猫背なんだろうな
「なに?」
視線に気づいたようでマスターが振り返る
「あ…いや…」
とっさに顔を逸らす
…なんだろう 怖いなぁ
もじもじしてたら頭を撫でられた
「これからよろしくな!あやと」
……なんていうか
「男の子っぽいね」
「超褒め言葉だぜ!ww」
あんまり楽しそうに笑うから
僕までつられて笑ってしまった
そのあとマスターからいろんな話を聞いた
ちょっと昔のこと
これからのこと
マスターのこと
僕のこと
これから僕はいろんな仕事が出来る
たくさん お友達が出来る
僕にはその権利がある
興味ないけど 興味ある
知りたい
だから
「行きたい」
マスターはまた笑った
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