徒然草子

第は段 春暁

タイトル『汚』
(2013/05/13)

　以前にも書いたことがあるかも知れませんが、私は下ネタが大嫌いです。

　そこで、何故下ネタが嫌なのかを知って頂く為に、今日は敢えて下ネタを書いてみます。ただし、非常に汚い話を書きますので、そういうのが嫌な方や、食事中の方、現在つわりや乗り物酔いが酷い方なんかは、絶対に読まないように。

　……ネタでは無くて、本当に汚いですよ？　覚悟は良いですね？

　……後悔しても知りませんよ？

　……分かりました。それでは始めます。

　たとえばあなたがトイレをしている際、「俺は社会の枠に収まって生きるのは嫌なんだー！」なんていう少々ヤンチャな子を産み出してしまったとします。

　当然枠からはみ出た我が子を放置して人様に迷惑を掛ける訳にはいかないですから、親としては全てを水に流さなければなりません。

　しかしあなたは極度の潔癖性。直接は勿論、たとえちり紙やゴム手袋越しであれ、我が子に手を差し出して触れるのは避けたいとします。こんなとき、皆さんならどうしますか？

　実はこれには簡単な解決方法があります。しかもその方法は、エレガントかつ華麗な、非常に建設的な手法です。

　要するにこの問題は、普段我が子に直接触ったりしない場所……つまり、手などで触ろうとするから嫌な気分になるんです。だから、最初から毎日我が子に触れている箇所……即ち、産み出した出口で拾えば問題はありません。徐に臀部を近付け、その中央口付近できゅっと挟めば……。

　……なんて、さも論理的に書きましたが、実はこの論法は穴だらけなんです。だってこんな方法がまかり通るなら、一度吐き捨てた痰唾の類いは口で拾えば問題ないということに……。

　……ね？　気持ち悪くなってきませんか？　だから下ネタは大嫌いなんです。

　これを最後まで読んで後悔して二度と下ネタを話さなくなる……そんな方が一人でも増えるよう願って。