第零段 幕の前から御挨拶

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タイトル『序』 (2012年9月9日)  一応、初めまして。ちょっきです。  ……と、書き始めてはみたものの、ここにお越しの皆様は、以前のエッセイや作品などから来ている筈でしょうから、くどくどした説明は省きます。  ……しかしそうなると、特に書くことがなくなってしまうので、やっぱり私のことを知って頂くために私の習慣について書いてみましょう。興味のない方は、目を閉じておいて下さい。開くタイミングはまた教えます。  私は、夜に安定した睡眠を得るためにいつも羊を数えているんですが、その際、色んなアクシデントを考慮して、牧場に一億匹放った羊を、地上六百メートルの高さから見る設定にしています。一億匹にするのは、眠りに落ちる前に数えきってしまうのではないかという不安を払拭するためで、地上六百メートル目線にするのは、途中で羊が動いても数え間違わないように、常に全体を視界に入れておくためです。  ……え? そんなに遠くからそんなに沢山の羊を数えたら、目が疲れて逆に眠れなさそうだ?  とんでもないです。だって、皆さんが思っているよりかなり簡単ですよ。実際やってみましょうか?  はい、全部まとめて一億。  ね? 答え決めといたら簡単でしょ? 転ばぬ先のなんとやらです。  しかし、数え終えた今、こうして私が起きているというのは如何なものかとは思いますが、二兎を追う者は一兎をも得ずです。細かいことを気にするのは止めましょう。  ……と、久々に携帯で文を書いたので、リハビリを兼ねて遊んでみましたが、本編も大体こんな感じです。諦めて下さい。  それではいよいよ、波乱の幕を開きます。イマイチな書き出しではありましたが、これに懲りずに末永くお付き合いを頂けたら……そんな希望だけは持っておきますね。  ではまた作中で。作者のちょっきでした。  ……ああ。『皆さん』。そろそろ目を開いても良いですよ。
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