春将軍

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偉そうな口調で、あまりにも堂々としていたから、かなりの役職者だと思い、緊張が走る。 電話を終え、チラりと視線をこちらに向けると 「市川です、じゃ、行こうか」 私達の名前すら聞かないまま、スタスタと一人歩いていく な、なにこの人。 昨日までの研修監は、皆ニコニコしていて、愛想もよくて。 あまりにもその落差に、私達は戸惑った とは、いえ。 一日中一緒にいるわけでもないので、さほど関わることもなく一日はあっという間に過ぎ去った 帰り際も帰り際で、「適当に上がって」と、一言いうと、一瞬で何処かに消えてしまった 帰り道、 市川さんの話で盛り上がったのは、言うまでもない。(もちろん悪口)
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