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そして、何処にでも好きなところへ行け!
やっと大柳さんからの誘いの電話をふりきり、またパソコンに視線を向ける
「……キモちわる」
ボソッ、と聞こえたその声を無視する
「俺そーいうの、無理。
なんか、バカっぽくない?」
私は一応上司の市川さんの声を華麗にすべて無視をする。
だって、コイツ
こんなに偉そうなのに、私と1つしかかわらないの!!
あまりの貫禄に、入社時はてっきり役職者だと勘違いをしていたくらい。
バカで結構。
だいたいアンタ達とまともに向き合う気なんてさらさらないんだからさ。
ここは職場。
馴れ合う場所なんかじゃない!!
とかいって。
上条さんは、別だけど。
バカな女に思われたって、なんでもいい。
仕事がスムーズに進められるなら。
そう。
この時は、そう思っていた。
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