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「いいだろ、別に」
そう言って無理やり私を押し倒した彼を勢いよくはねのける
ホロ酔いだった彼は少しよろけてまた私に覆い被さってきた
「いやっ!!」
4年も一緒にいたのに。
もう、触れられるのも、嫌になっていた。
自分でも、理由はわからない
恋愛って、なに?
好き、って、なに?
そんな疑問だけが頭をぐるぐると駆け巡る。
私はきっと、恋愛に向いてないんだ。
――そう思った、22歳社会人一年目の春
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