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「片桐潤です
旅館やってるんで、今度みんなで泊まりにきてね」
密かに旅館の宣伝を交える潤
案外親思いなのか
「みんな知ってる謹輔だよ―!!
じゃあ最後に逸司!!」
最後に回されてしまった……
「えぇっとぉ……
これと言って自己紹介も無いんやけど……
あ、せや寺山逸司です
京都から来てまだ関西弁抜けてへんけど、
変やと思わんといてなぁ……
ってこれでええの?」
女子からの珍しそうな視線を受けて
恥ずかしさのあまりすぐに着席した
「ねぇねぇ、逸司くんって京都の人なの―?」
「ヤバくね?」
「ってかカッコいいよね―」
「いや、ちょっとかわいくね―?」
女子のグループからヒソヒソと俺の話が聞こえる
正直うるさい女は苦手だ……
「じゃあ女の子自己紹介しちゃえよ―」
康彦が仕切ったことで、女子の自己紹介が始まった
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