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泣き出す美佳
当然だよな……
「あぁ、そうや!
自分から別れんのめんどくさいし、
早く別れ切り出してくれんかなぁって思ってたわ!」
自分の気持ちと正反対に嘘をﾍﾞﾗﾍﾞﾗと喋りだす……
美佳はまだ泣く
そんなに泣くなよ……
笑った顔の方が可愛いくて大好きやから……
「やからこんな最低なやつなんかさっさと忘れてしまえ!
そんで、その男のとこ行け!!
こんな風に泣かされんなよ？
幸せになれよ、愛してた……美佳」「うん……ありがとう……」
美佳は泣きながら笑った……
俺の気持ちを知られたのか
それは美佳にしかわからない……
ただ俺は「じゃあな」って……
それだけしか出てこなくて
出てきても涙しか出てこなくて……
だから早く
早く離れようとして急いで帰った……
ずっと一緒だと思ってた……
美佳の為にたくさん頑張った
バイトも勉強も……
将来いつでも美佳を守っていけるように……
養っていけるように……
なのに……約束すら守れない俺に腹が立つ
本当に最低だ
今までありがとう美佳……
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