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ルナさんの方から視線を感じるけど気のせいだよね?
「ファイ……ちょっといいかしら?ティアは、外で待っててくれるかしら?」
「………学園の事早く話して。そしたら、任務に戻るから」
ファイが不機嫌になった僕に気付き、ルナさんに話を促した。僕からすれば、ルナさんに捕まったら離してもらえないから嫌なんだよね
「ハァ……明日、9時にクラシス学園に行ってください。任務はXランクを3つだけして、明日に備え休んでください」
悲しそうに一度だけ、ルナさんが笑った。あれ?聞き流してたけど、ルナさんXランク3つって言った?
「ファイ?Xランク3つ……ほん、と?僕ムリ」
「アハハ、そうだね?二人でなら、大丈夫でしょ?」
ファイが一緒なら……うん、大丈夫な気がする。ルナさんの機嫌が悪くなる前に僕とファイは、部屋を出ようとした。でも、何故か扉が空かなかった。
「二人ともローブは?怪しまれるわよ?」
「…行ってきます」
その後の記憶が何故か無くて、気付いたらファイに起こされてた。
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