希望

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祥子さんが入って来た。 「すき焼きにしたの。その準備は出来たから一緒に、お風呂に入りましょ」 彼女は事も無げに、そう言い、白い裸体を隠そうともしない。 「えっ? それは……だけど」 私は驚き、目の遣り場に困った。 「言ったでしょ? 遠慮は無しよ。背中を流してあげる」 彼女は椅子に座り、髪を上げてゴムで結んでいる。 白い裸身は全体にふっくらとして、やや脂肪がついてはいるが、女性ならではの魅惑の曲線に惹きつけられた。 「うふふ……びっくりした? そんなつもりはなかったのだけど。あなたを見てたら急にね。そう思っちゃったの」
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