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今日もいい朝だと正孝は空を見上げる
年は21歳の傀儡師である。
この戦国乱戦の中、別段誰に仕える訳でもなく旅芸人として日々生活していた。
ここ最近の動きとしては尾張の織田信長が勢力を拡大しはじめ、それを撃たんとするモノの合戦が後を立たない。
今歩いてきた道も合戦後であるが故に、元は恐らく農地だったのだろう、作物はが被り踏み荒らされ、他には火薬の残り粉などが被っている。
いくらその勢力を拡大し、領地を得たとしても農地がなければ人は集まらないだろうに。
やはり合戦は嫌いだと染み染み思う
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