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俺は夢でも見てるんだろうか…
天から女子(おなご)が降ってきた。
衣服もこの辺りのモノではないようだし、木々溢れる場所に落下したのが幸いしたのか、正孝が恐る恐る息を確認してみれば規則正しく胸が上下している
安心したのも束の間、彼女の容貌を見て驚いたのだ。
明らかに色々違いすぎる
肌の色も、本当に白い。髪もこの時代のものとは思えぬほど手入れが行き届いており、爪なんてピカピカに光沢を放っている
伏せられた瞼からのぞく睫毛は量も多いことながら長さもあり、綺麗に目元を彩っていた
不安に思いつつも、やはり女子をこんな場所には置いて行くという事が出来ず肩に担ぎ、芸道具を反対の肩に担いで近場の宿を目指す事にした。
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