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首の痛さで目が覚める。
視界に入ったのは木の天井で、どうやら私は布団に寝かされているらしい。
ほのかに懐かしい畳の匂いがする。
ふと、首が痛いのは枕が高いのだと気づき腰を起こして注意深く当たりを見渡す。
木の天井に畳、障子に囲炉裏。
あきらかに病院ではないこの場の光景に小首を傾げ考える
確か私はソーセージ親父に刺されて意識を手放したはず、こうして生きているならば病院に運ばれたんじゃ…
そういえば傷ッと腹部に視線をやると気づいてしまった
気付きたくなかった事に気づいてしまったのだ。
だからあまり考えない様にしていたが肌寒かったのか…頭が冷静に考えれば考えるほど顔が熱くなるのがわかる
喉元にまで出かけていた悲鳴を存分に巻き散らかした
「なんじゃこりゃぁぁぁぁぁぉあああああああ」
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