2人が本棚に入れています
本棚に追加
「これからやってもらうゲームは難しいルールはない。クリア条件は時間内に逃げ切り死なないこと。死んだらゲームオーバーだ。そしてコンテニューが出来るのは3度まで。これだけは忘れないでほしい。」
真剣な顔で言われ遼平は無言で頷いた。
「じゃあ早速プレイしてもらおう。」と真剣な表情から笑顔に戻り、黒田は遼平を大きなディスプレイの前に置かれたマッサージチェアのような椅子に座らせた。
「今からゲームをするのに必要な器具と心拍数や血圧なんかを測定する機器をつけさせてもらうから身体を楽にして腰掛けてもらえる?」
言われるまま椅子に腰掛けリクライニングをきかせると、黒田に呼ばれた女性が遼平の腕や頭に何やら器具を取り付け、他のスタッフに確認を取っていた。
最初のコメントを投稿しよう!