少女

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―誰も乗ってない。仕方ない、とりあえず下に向かってみるか― 遼平はエレベーターに乗り込み、今いる5階のフロアからロビーのある1階に向かう為ボタンを押した。エレベーターはドアを閉めゆっくりと下っていく ―ほんとに人の気配がない。一体どうなってるんだ?― 同じ疑問ばかりが頭の中に巡る。3階、2階と階を下っていくエレベーターが ― チーン ― と目的地に着いたことを知らせる。遼平はドアが開くのを待ちエレベーターを降りた。 1階に来てはみたもののやはり誰もいなかった。 ―やっぱり誰もいない…みんなどこに行ったんだ?? あれっ?パソコンの電源が点いてる?― 受付の中にあるパソコンが点いていることに気がつき遼平は近づいてみた。 ― push entar ― 画面に表示されていた。 ―押してもいいよな?とりあえず何か手掛かりがあるかもしれないしな。―
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