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キーボードのentarキーを押してみた。すると画面が変わり黒田の姿が映し出された。
「えっ、黒田さん?突然みんな居なくなって、どうなってるんですか?」
遼平がパソコンの画面に向かって話かけると黒田が口を開いた。
「突然のことで驚いてると思うけど、みんながどこかに行ったわけじゃないよ。遼平君がゲームの世界に入ったんだ。っと言っても、身体ごとワープしたとかではなくて意識がゲームの世界である仮想世界にあるってことなんだけど。」
黒田は尚も続けて
「さっき遼平君に着けさせてもらった器具は、遼平君の脳に直接仮想世界を見せる為のもので手足に着けたのは、その世界で遼平君が触れたりした感覚を電気信号に変換して脳に伝える物なんだ。だから現実と同じように痛みも感じることが出来る。」
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