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―ゲームは始まっているか…―
遼平は黒田が言っていたことを反芻し、これからどうするか考えていた。
―とりあえず状況がわかっただけ安心したけど、これからどうするかなぁ…。クリア条件って時間内逃げ切れだったな、何から逃げればいいんだ? ―
「考えてても仕方ない。とりあえず何か手掛かりがないか調べてみるか。他にもプレイヤーがいるって言ってたしな…」
遼平はとりあえず外につながる出入り口に向かってみた。
― ガチャガチャ ―
―開かない!?何でだ?ゲームの中だから外に出られないのか?―
遼平は出入り口のドアを開けようとしたがダメだった。そこで建物内部を調べてみることにした。さっき降りてきたエレベーターのほうを目指し歩こうとしたとき遼平は誰かの視線を感じた。
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