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部屋の中にはこの建物には不釣り合いな巨大な丸ノコギリと椅子が置かれていた。
―なんだこの部屋!?なんでこんな物が部屋の中にあるんだ?―
丸太でも切断するような巨大な丸ノコギリを見て遼平は疑問に思うと同時に不安になった。それは床に付いているシミが血の跡のように見えたからだ。
―まさか血の跡じゃないよな?―
遼平は嫌な予感がして、早くその場を離れるべきだと感じた。入ってきたドアを開け出ようとした瞬間だった
― ドカッ ―
鈍い音がして遼平が倒れる。頭を抱え痛みにもがいていると、遼平を殴ったと思われる人物が傍ら立っていた。
―えっ、黒田さん?―
と遼平がその人物を見たとき、2度目の衝撃が頭を襲い遼平は気を失ってしまった。
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