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― 2日前 ―
遼平がリビングで寛いでいると大学から帰宅した兄の『俊彦』が話かけてきた。
「遼平、明日から夏休みだろ?何か予定あんのか?」
「いや、今のところ予定はないけど、何かあった?」遼平が訪ねた。
「実は俺の大学の先輩がゲーム会社に就職してんだけどさ、そこで開発してる体感型のシミュレーションゲームのモニターを頼まれたんだよ。でも別件の約束が入っててさ。お前暇だったら代わりにモニターをやってくれない?少ないけどバイト料も出すって言ってたし、先輩には伝えておくからさ」
しばらく考えて
「いいよ。どうせ暇だし…」そう言って遼平はモニターを引き請けることにした。
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