Final Story

⊿はじまりの朝⊿

*翔太side

ヤナギちゃん…。が、見せてくれた魔法に見とれていた。

すごい綺麗だった

魔法ということは、俺達の世界じゃない……。

翔「ごめん。ほんとに違う世界なんだな…。」

いいよ。いいよ。
なんて、手を振りながら笑うヤナギちゃん。

うん。うん。
と頷く領くん。

ん？

あれ？なんで領くんがうなずくんだ？？

領くんも俺と同じ世界の人間なのに…。

そーいえば、“moon garden”のコトも知ってたな…。

翔「領くん…。何者？」

領「え？笑。人間だよ？」

不思議そうな顔をする領くん

翔「そーじゃなくて、ここのこと知ってるの？」

恐る恐る尋ねると、領くんはニコッと笑いながら首をふる

領「前に、じーちゃん家に行った時
“Magic world”って絵本を見つけたんだ。
そこに、“moon garden”のことが書いてあった。」

〃それをよんでから、ずっと行ってみたかったんだ。

絵本の中の話だけど…。

実際にあると信じてた。

だから、この世界にこれて嬉しいよ。〃

って領くんは、ヤナギちゃんに微笑みかけた。