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*翔太Side
今まで笑ってたヤナギちゃんが、いきなり焦りだす
政「…やばい!どーしよ!!」
ずっと〃やばい!やばい!〃って言いながら
クルクルまわってる
領「落ち着いて。ヤナギちゃん。」
領くんが、クルクルまわってるヤナギちゃんの腕をつかんで問い掛ける
領「なんかあったの?」
政「“月の宴”が始まっちゃうっ!!」
って涙目のヤナギちゃん
領「どこか行く予定があったの?」
領くんが尋ねると
ヤナギちゃんは首をぶんぶんと縦に振った
政「3時半までに帰らなきゃいけない…」
3時半って……
もうすぎてるじゃん!!
ヤバいよ?
領「ワープとかあれば一瞬で行けるのに。」
って真顔で言う領くん
翔「ワープなんて普通ないでsy
政「あっ!そっかワープがあったか!あひゃ♪」
急に元気になったヤナギちゃんは俺達に向かって手をだした
翔「え?なに??」
政「ワープするから掴まって。」
〃早く!早く!〃と騒ぐヤナギちゃん
ヤナギちゃん…
ワープ出来んの?
さすが異世界だな……。
なんて思いながら、ヤナギちゃんの手を握る
領「ヤナギちゃん、ワープ出来るんだね~」
なんてフワフワ微笑みながらヤナギちゃんと手を繋ぐ領くん
そして空いてる手を領くんと繋ぎ、輪になった
政「それじゃいくよっ!」
ヤナギちゃんが目をつぶった瞬間
変な感覚になった
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