YEARNING

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「───ウゼェ。」 どいつもこいつもっ.... .... 「.... おーおー、見た目とのギャップが激しいよー?」 岸川は苦笑い。 二人は駅前のファストフード店に居た。 変わらず木場は熱烈なアプローチを同姓から受け続ける。 これは心身ガチで堪える。 「.... ふん、お前も一度同じ目に合ってみろ?気色悪いことこの上ない。」 「─オコトワリデス。」 「あっそ。」 もしも。 あの人だったら? .... .... やべぇ。 「─おい、木場.... 熱か?顔が紅ぇぞ....?」 「─!.... 煩いっ。」 慌てて目の前のコーラを啜る。 男どーし.... 気持ち悪いって感じてんのに.... なんであの人はいいんかな.... 「~~~~~~~~~ッ!!!」 「──なぁ、マジで大丈夫か?」 くそ、 自分が判らねぇ。
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