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─────翌朝。
「──たのむっ、付き合ってくれ!」
.... .... ....
い い か げ ん に し ろ
「.... .... おいテメェ.... 蹴られたいか、絞められたいか選べ。」
「.... えっ.... じ、じゃあ、絞められる方っ!」
信じらんねぇ。
喜ぶなよ、そこで。
気持ちわリー
つーかこいつ....
「.... .... 阿須賀じゃん。」
「俺をしってんのか!?やりー!!」
飛び上がるほど嬉しそうにする男。
────阿須賀 拓海(アスカタクミ)。
恐らく、
学年.... いや、
学校一のイケメン。
男子校でなければ、
青春に華を咲かせていたであろう男。
ま、
あの人の方が断然カッコイイけど。
....
今日もかっこよかっ.... ....
....
「─────あっ!」
木場は慌てて当たりを見渡した。
ここは、電車。
運悪く、
───阿須賀と遭遇。
で、
公開告白。
既に駅は....
「─過ぎてるし.... 」
そう、
あの人が降りる駅はこのつまらなく無駄である会話の間に、
過ぎてしまっていた....
つまり、
今日見てないっ!!!
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