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木場は阿須賀のシャツをつかみあげた。
「──なんってことしてくれてんだ....!!」
俺の唯一の時間を....!!
「えええ.... こくは.... 」
「黙れ。」
「黙る！」
あー
「.... あのさぁ。」
「なにー？」
何じゃない....
「.... 何時まで俺は肩を抱かれないといけない訳？」
「俺をうけいれてくれるまで？」
まで？って....
「─は、あるわけねーし。」
「いいじゃん、いいじゃん、ビジュアル的には最高よ？俺達。」
.... さっきから、
耳障りな音が聞こえるとは思っていた。
「あの人かっこよくない？」
「─隣、彼女？」
「うっわ.... 可愛い....!」
おい、
そこの女子高生。
ズボンが見えねーのか。
と、
言ってやりたい。
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